メキシコの現代建築とデザイン

メキシコ建築=カラフルなルイス・バラガンの作品を思い浮かべる方も多いでしょうが、バラガンだけではない豊かなメキシコ建築の魅力を思う存分に感じて頂きたく、かなり久しぶりにブログを更新してみました。テキスト少なめですが、建築ファンもそうでない方も、画像から現代メキシコ建築の魅力を是非感じてください!

*画像はクリックすると拡大表示されます

モダニズムのデザイン言語を駆使しながら数多くの公共建築を設計したマリオ・パニ、メキシコ版の丹下健三とでも言うべき存在
メキシコモダニズムの集大成とも言える超巨大団地、メキシコ版ユニテ・ダビタシオン、外部空間には豊かなみどり
1階部分には商業や公共機能を収容したピロティが広がり、各戸はメゾネットとなっている
IN STUDIO主宰 小笹氏によるリノベーション(2~3年住んでいた思い出の部屋)
屋根高を大きくとったアーチ状の架構がズラリと連なる機能主義的なレイアウト
メキシコの台所を支える巨大市場、火災で西側の大部分が焼け落ちてしまった
大規模な火災後の市場の再建にあたっては、既存のフォルムを生かしながら公共空間の拡充と地域の環境改善を図った
メキシコにおける批判的地域主義建築とその系譜
5 plus One主宰 大澤氏とヒラルディ邸の一軒隣に住んでいたことも
色使い、光と影、ディテールへのこだわり、空間構成、内部と外部の境界領域の操作に余念がない
住宅地に溶け込む地味な外観からは想像できない豊かな内部空間が広がる
カラフルな色使いと噴水などの仕掛けがポップでユニークな空間を生み出している
フアン・オゴルマンによる世界最大のモザイク壁画、北側はアステカの古代文明、南側はスペイン植民地時代の圧政、東側は太陽や宇宙などのサイエンス、西側は大学の校章を中心に学生の様子を描いている
図書館1階部分には贅沢に使われたマーブルから漏れる光が内部空間を包み込む贅沢な演出
中央の大屋根を一本の柱で吊るダイナミックな造形と水の流れ
角度によって見え方が変わるリズミカルなファサードの変形ルーバー
HPシェル構造を用いた流れるような曲面とそれを支える柱のダイナミズム
街中に突如として現れるも街並みと不思議と一体感のあるフォルム
超小型の研究施設からメトロの駅舎まで大小様々なスケールにHPシェルを応用
スカイハウスを彷彿とさせるメタボリックな建築の造形
カラクムル・センターは「サンタフェ地区の洗濯機」と揶揄されることも…
遺跡を彷彿とさせる階段状と直線的な造形が内部空間にも展開する
コンクリート壁面にはマーブル状の骨材が吹き付けられ、独特の表情を見せている
荒々しくも無機質なコンクリートのパワーに対して原色の差し色が落ち着きを与える
内部のダイナミックな動線計画と、外部空間との緊張感溢れる境界部の演出
元々溶岩地帯であった外部空間と内部空間の領域をオーバーラップさせたカフェスペース
21世紀美術館を彷彿とさせるプランの中には多様なギャラリースペース等が収容されている
アルベルト・カラチのバスコンセロス図書館は、これまでの図書館の空間概念を大きく変えた名建築

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